ういたり、しずんだり、そしてまたうかんだり

ういたり、しずんだりして気がついたら数年。思いつくことやチャルーンサテイのことなどを書こうと思っています。

私は秋が好きだ。そう言えるようになったのは最近のことだ。

子供の頃はなにか物悲しい感じがして、母が「秋が好き」というのを聞くのがいやだった。なぜだろう。なにかを諦めてしまった人の言葉のにおいを感じとっていたからかもしれない。

しかし秋というのはじっさい、どこからはじまっていたのか、なかなか思い出せないもので、いつ去っていったのかもまた思い出せない、つかみどころのないものだなあと思う。

だから大人になった私は秋が好きなのかもしれないなと思う。